任意売却のデメリット

意売却と聞くと住宅ローン等の不動産を担保とした借り入れにおいて、なんだか魔法の解決策のように思われる方が多くいらっしゃるようです。

ほとんどの人にとってあまり縁がなくていったいどんなものかわからないのが任意売却です。多少の前知識がなければ、任意売却とはと検索して調べて、解説していあるサイトをさらっと読んだだけでは何のことかわからないことも多いでしょう。

任意売却の認知と理想化プロセス

実際に、住宅ローンなどの不動産担保ローンの支払いがキツくなって、少しずつ滞納しがちになったり、支払いきれなくなるのではないかと不安に思った時に、頭をよぎるのが破産、そして競売です。

人は意識し始めるとさまざまな情報を集め始めますので、結果、任意売却というものがあると知るようになります。任意売却は、さまざまな業者が「お金儲けの種」として集客に躍起になっていますので、いろいろなサイトで、任意売却のメリットが声高に書かれることになります。

その結果、「もしかしたら任意売却は、こんな苦しい状況を解決してくれる魔法の方法なのではないか」と思うようになるのです。しかし、任意売却は、住宅ローンをはじめとした不動産担保ローンの支払いが厳しくなった時にとる最終手段の一つでしかありません。

任意売却の5つのデメリットとは

5つのデメリット

たしかに、一般的には競売よりはさまざまな面で有利ですが、それでもデメリットがたくさんあります。ここでは、そんな任意売却の5つのデメリットについて解説していきます。

任意売却の5つのデメリットは、以下のようなものです。

  1. 手間と時間がかかる
  2. 必ずしも成功するとは限らない
  3. 金融ブラックになることが前提
  4. 残債は基本的に残る
  5. 連帯保証人に迷惑をかける

それぞれ詳しく解説していきます。※そもそも任意売却って何?どんなメリットがあるのって言う方は、次のページを先にご参照ください。

【任意売却についての参照ページ】

1.手間と時間がかかる

まず、任意売却をしようとすると多大な手間と時間がかかりますので、多大なエネルギーを消費します。もちろん、それは破産、競売によるものよりは幾分か楽になると思いますが、それでもかなりのものです。

まずはローンの支払いをストップして、金融会社からの返済要求に応じながら、頃合いをみて任意売却の交渉をしていきます。そして売りに出して成約する一連の手続きには、最低半年以上の時間がかかります。

信頼できる業者を見つければ、しっかりと相談にのってもらって、基本的にはいろいろな手続きはお任せすることは可能なので、随分と楽にはなりますが、よい業者を見つけなければ逆に食い物にされる可能性もあるので、注意が必要です。

2.必ずしも成功するとは限らない

合意するとは限らない

任意売却はその名も示すとおり、任意による売却なので、金融機関からの任意の合意が必要になります。任意の合意なので、任意売約はどうやっても受け付けないという金融会社もたまにはあり、その場合はどうすることもできません。

ただし、基本的には金融業者としては、物件を所有したまま破産されて担保物権を競売にかけられて売却額を按分されるよりは任意売却のほうが回収率が上がるので、正しく交渉していけば基本的には応じてもらえます。

また、最悪任意売却で買手が見つからなければ、競売、破産へと進むことになる可能性があることにも注意が必要です。

3.金融ブラックになることが前提

金融ブラックになる

任意売却をするためには、まず支払いをストップして数ヶ月滞納することが必要になります。3ヶ月以上連続して滞納すると、CIC等の個人信用情報機関に「異動情報」として登録されることになります。いわゆる金融ブラック、ブラックリストに載るといわれる状態のことです。

任意売却をすることによって、異動になるわけではなくて、そのプロセスで支払いをストップすることによって、異動情報が載ることをご理解ください。

金融ブラックになると、債権が終了して7年間はCIC等に掲載され続けますので、お金を借りたり、割賦で商品を購入したりすることができなくなります。

また、異動情報が消えると、信用情報がいったんなくなるので、信用がゼロベースからスタートすることになり、金融サービスの利用は引き続きしにくい状況が続くことになります。

4.残債は基本的に残る

通常、任意売却をすると、売却価格で残債を一括返済することは難しいです。そもそも残債をなくせるくらいの価格で売却できるのであれば、任意売却ではなくて、通常の売買になるからです。

残った残債は、金融機関と交渉になりますが、支払い方法を変更して分割で返済できるケースは多いですが、物件がない状態で返済をしつづけることが必要になります。

また、この残債部分をなくすために自己破産の道を歩まれる方も多数いらっしゃいます。

5.連帯保証人に迷惑をかける

保証人への迷惑

借金をした際の連帯保証人は、借金の契約者とまったく同じレベルで債務を背負っています。従って、任意売却をしようとして、支払いをストップすると、保証人にも請求がいくことになります。

そこで保証人が支払うと任意売却は進みません。また、保証人も支払いをストップすると当然のことながら保証人も金融ブラックになりますので、その点も含めて、保証人に説明し納得してもらうことが必要です。

※基本的には、保証人がいる場合は任意売却はしないほうがよいと思います。

大神 健志大神 健志

以上、任意売却のデメリットを解説してきました。背負った借金の支払いができない状態になる時点で、とても大変な状況だと思います。なので、当然任意売却も楽になる魔法の方法というわけではなくて、それなりに大変な方法となります。

しかしながら、正しい業者と組んで正しく活用することで、競売になったり、そのまま自己破産したりするよりは、数十万円以上得することになりますし、生活の保障につながるので、ひとつの選択肢として検討されることをおすすめします。

任意売却の業者の選び方や細かな気になる点等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。ここでは書けないようなことも、無料でこっそりとお話させて頂きます。