働く女性だからこそ、抱える悩みがさまざまあると思います。
- 将来的に給与がこのまま上がっていくのだろうか?
- 老後を迎えたときに安定した生活を送れるのだろうか?
- このまま預金しておくよりも、もっと利息が増える、効果的な運用手段はないだろうか?
- 万が一、仕事を辞めたり、収入が少なくなった時のために、本業以外の収入源を持ちたい
- 結婚しても、旦那に頼らず、自分の収入とプラスで、収入源を確保したい
等、収入があったとしても、将来の生活資金のことや、老後の年金、資産運用のことなどさまざまな悩みや不安を抱えている女性は多いです。
不動産投資、と聞くと、どうしても女性より男性向け、というイメージが強い一面もあります。
事実、不動産投資のネット情報や書籍、セミナーなどを聞くと、女性向けに話されている情報は少なく、男性の講師が多かったり、男性の不動産オーナーが多かったりします。
そういった不動産投資の情報を見る中で、「正直働いている女性にとって不動産投資ってどうなの?やった方が良いの?」
といった、疑問や不安を持った方は一人ではないはずです。
そんな働く女性に、不動産投資が向いている理由について詳しく説明していきます。
女性を取り巻く老後の生活環境
女性を取り巻く老後の生活環境は変わりつつあります。
2017年、厚生労働省の調査によると、日本人女性の平均寿命は87.26歳で、世界で第2位、過去最高を更新しました。
参照記事:男女の平均寿命について
また、日本の年金の仕組みは、20歳~60歳の現役世代が65歳以降の高齢者の年金を支えています。
しかし、厚生労働省の統計データによると、高齢者を支える現役世代の数は年々減っており、1980年には現役世代6.6人、2015年には2.3人、2045年には1.4人と、予測しています。
参照記事:平成29年版厚生労働白書
少子高齢化が今後も進んでいくと、高齢者の年金を支える担い手が少なくなり、年金制度上、受給額が減少していくのは目に見えています。
また、「平成28年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」こちらの資料によると、男性と女性で将来もらえる年金が異なると示しています。
厚生年金受給額
男性 | 約18万円/月 |
女性 | 約9万円/月 |
国民年金受給額
男性・女性 |
約5.5万円/月 |
統計データの中には、働いて結婚し専業主婦になった、逆に専業主婦から新たに仕事を見つけ働き始めた、という女性もいます。
女性は男性と比べて、結婚して仕事を辞め専業主婦になる、という方が多いため厚生年金保険料の支払い状況から、受給額も男性と比べて、少ない金額となっています。
そして、平成28年度生命保険文化センターの家計調査によれば、老後必要になる生活資金は以下の通りです。
夫婦世帯 必要最低限の生活資金 | 約22万円/月 |
夫婦世帯 ゆとりある生活資金 | 約35万円/月 |
単身世帯 必要最低限の生活資金 | 約11万円/月 |
単身世帯 ゆとりある生活資金 | 約18万円/月 |
- 参照記事:生命保険文化センター
- 参照記事:家計調査
上記の表から、実際に受給できる年金額と必要になる生活資金との差額をまとめました。
条件
- 60歳で定年退職
- 老後生活27年間(女性の平均寿命87歳から)
夫婦世帯
最低限の生活 | ゆとりある生活 | |
月間 | +5万円/月 | -8万円/月 |
年間 | +60万円/月 | -96万円/月 |
老後期間 | +1,620万円 | -2,592万円 |
単身世帯
最低限の生活 | ゆとりある生活 | |
月間 | -2万円/月 | -9万円/月 |
年間 | -24万円/月 | -108万円/月 |
老後期間 | -648万円 | -2,916万円 |
以上の計算結果より、夫婦世帯で-2,592万円、単身世帯で、-648万円~-2,916万円の老後不足生活資金があります。
しかし、今回計算したのは、あくまで統計データから算出した結果であって、払込期間や厚生年金・国民年金の加入期間によって、受給額は変わります。
ただ一つ言えるのは、年金を100%あてにするのは辞めるべき、ということです。
前述した通り、今後少子高齢化で現役世代の担い手が少なくなってくる中、日本の社会保障制度がこのまま保っていくかどうかわかりません。
平成30年の社会保障費の内訳で、年金が35.4%で最も占めていました。
そして、次に多かったのが、医療費で約35.2%です。
参照記事:平成30年度社会保障関係予算
これからさらに、年金を受給する高齢者が増えて、社会保障費も増えていき、少子化も進むとなると、かなり厳しい老後生活が待っていると想像できます。
改めて働く女性にとっても、老後生活への準備は、他人事ではなく、自分ごととして捉えて、効果的な年金対策を実施すべきではないでしょうか。
将来に対して不安がある、、
上記のような現実もある中、多くの女性が老後生活に不安を抱えている、アンケート調査結果がありましたので、以下参考までにご確認ください。
2018年女性の生活意識「将来に対する気持ちについて」こちらのアンケート調査結果では、多くの女性が将来、自分の資産状況に対して不安があると答えています。
参照記事:女性の生活意識アンケート調査(30~50代女性1227名の回答結果を集計)
- 老後の生活が心配である(77.3%)
- 自分の資産や貯蓄に対して不安を感じることがある(75.4%)
- 年金をあてにしてはいけないと思う(82.6%)
比較的多くの方が将来の生活に不安を抱いていて、年金をあてにしてはいけないと思っているようです。
以上のような老後生活、働く女性の将来に対する経済的な不安を解消する手段が不動産投資なのです。
では不動産投資とはどういうものなのか?概要を説明していきます。
不動産投資とは何か?
不動産投資は、将来の年金対策、資産運用として、活用できる資産形成の手段です。
区分マンション、一棟マンション、一棟アパート、戸建などの物件を購入し、人に貸して家賃収入を得ることで、資産を形成していきます。
上記の項では、女性を取り巻く年金不安について説明しましたが、家賃収入を継続的に得ることで、老後年金の代わりとなる収入源を確保することが出来ます。
更に、不動産投資は年金対策以外にも以下のようなメリットがあります。
- 預金しておくよりも利回りが良く、資産運用になる
- 自分の身に万が一があった際は、家賃収入を生命保険の代わりとできる
- 相続対策として、税金を圧縮できる
特に、働く女性の中には稼いだお金をコツコツ預金している方も多いです。
年金対策もそうですが、上記の中でも「預金よりも高い利回りで運用できる」点をメリットと感じ、不動産投資を始める女性も多いです。
なぜ不動産投資が働く女性に向いていると言えるのか?
では、なぜ不動産投資が働く女性に向いているのか?その理由は6つあります。
- 年金対策となる
- 資産運用として効果的な手段
- 株式投資やFXなどと比べて、リスクが低い
- 物件の管理は管理会社に任せれる
- 女性の感性が物件選びで役に立つ
- 離婚した時の収入源となる
それぞれ説明していきます。
1.年金対策となる
一番の理由が年金対策となることです。
働く女性に限らず、年金への不安を抱える女性は多くいます。
不動産投資は、毎月家賃収入を継続的に得ていくことで、老後生活の不足額を補うことが出来ます。
前述したように、夫婦世帯、単身世帯で老後不足する生活資金は以下のようになります。
夫婦世帯
最低限の生活 | ゆとりある生活 | |
月間 | +5万円/月 | -8万円/月 |
年間 | +60万円/月 | -96万円/月 |
老後期間 | +1,620万円 | -2,592万円 |
単身世帯
最低限の生活 | ゆとりある生活 | |
月間 | -2万円/月 | -9万円/月 |
年間 | -24万円/月 | -108万円/月 |
老後期間 | -648万円 | -2,916万円 |
改めて、年金だけの老後生活は、かなり厳しいと言えるでしょう。
そこで、不動産投資をすることで安定した収入源を確保できます。
手取り収入5万円のワンルームマンションを3室所有していれば、老後の不足資金からプラスして収入源を確保できます。
5万円×3室=15万円/月、毎月15万円の収入を得れます。
不足資金が約2~9万円/月なので、毎月の不足資金を補うことが出来ます。
更に、女性は平均寿命が87歳と男性の81歳と比べて6歳長いです。
マンションの寿命は約60年は持ちますので、長生きした場合でもマンションの寿命が尽きるまで長期的に家賃収入を得られるメリットがあります。
2.資産運用として効果的な手段
不動産投資を資産運用の手段として活用する女性も多くいます。
現在、低金利で預金していてもわずかな利息しか付きません。
金利は0.01~0.001%ほどです。
一方、不動産投資をすれば、預金よりも高利回りで運用できます。
100万円を預金しておく場合と、中古ワンルームマンション経営に投資する場合の利回りについて以下の表で比較しました。
(※利回りとは、投資した資金に対して、どれくらいプラスになって戻ってくるか?この指標になります)
中古ワンルームマンション経営と預金を比較
10年後 | 15年後 | 20年後 | |
中古ワンルームマンション経営 | 1,386,000円 | 2,079,000円 | 2,772,000円 |
預金(100万円) | 100円 | 150円 | 200円 |
収益差 | 13,860倍 |
中古ワンルームマンション経営の条件は以下の表の通りです。
物件 | 中古ワンルームマンション |
物件エリア | 都心部 |
築年数 | 12年 |
物件価格 | 20,000,000円 |
頭金 | 400,000円 |
諸費用 | 600,000円 |
ローン借入期間 | 35年 |
年間キャッシュフロー | 138,600円 |
※年間キャッシュフローに固定資産税は含まれていません。
※計算を簡略化するために、家賃下落率や空室率、設備交換費用などは考慮していません。
上記の結果から、100万円を預金するか、中古ワンルームマンション経営に投資するかの違いで、収益差は約13,800倍になります。
同じ資産を所有しているときに、預金しておくよりも不動産投資(中古ワンルームマンション経営)をした方が、高い利回りを得られます。
現在預金していて、効率的に資産を増やしていきたい、と考えられている女性にとっては効果的な手段の一つになるでしょう。
3.株式投資やFXなどと比べて、リスクが低い
始めて資産運用する女性にとっては、「不動産投資はリスクが高い、危険な投資なのでは?」という印象を持っている方もいるかもしれません。
もちろん、不動産投資にはさまざまなリスクがあります。購入する物件のリスク、空室リスク、設備劣化リスク、金利上昇リスク、将来的な物件売却リスク、などリスクです。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
参照記事:
しかし、不動産投資のリスクは事前に回避すること可能です。
上記のリスクを事前に理解して、物件の選択とローンの借入条件、不動産業者選びさえ間違えなければ、大きなリスクを負うことはほとんどありません。
つまり事前にリスクを理解して、そのリスクを回避するように行動していけば、リスクを抑えることが出来るのです。
ではリスクを抑えるにはどうすれば良いか?詳しくは以下の記事で説明している条件をしっかり押さえれば可能になります。
参照記事
一方、株式投資やFXなどは、リスクをコントロールすることはできません。
為替の変動や、企業の不正が見つかったりして株価が落ちたり、経済状況が変化したり、といった自分1人ではどうしてもコントロールできない要因があります。
これらのリスクを踏まえて、不動産投資は株式投資やFXなどと比べて、リスクが低く手堅い投資です。
4.物件の管理を管理会社に任せられる
不動産投資では、入居者を継続的に付けたり、資産価値を維持するために賃貸管理が必要になります。
賃貸管理とは、新規の入居者を募集したり、入居者との書類のやり取りをしたり、設備の故障や不具合が発生した場合に修繕の対応をしたり、といった物件の管理を行うことです。
賃貸管理には、新規の入居者を付けるために仲介業者に周知活動をしたり、突発的に設備に不具合が起きた時に対応したり、といった内容があります。
そのため、時間に制約がある、働く女性や子育てと仕事両立している女性や、賃貸管理の知識や経験がない女性にとっては、かなり手間と感じてしまうかもしれません。
しかし、この賃貸管理業務は管理会社に委託することができます。仕事で忙しい女性や、子育てと仕事を両立したい女性にとっては、管理を委託できれば、時間を有効活用できます。
働く女性にとって、仕事に集中したり、結婚して子育てや家事が始まると、なかなか空き時間を作るのも難しくなると思います。
賃貸管理の委託は働く女性にとって、非常にメリットがある仕組みだと思います。
5.女性の感性が物件選びで役に立つ
不動産投資では、入居者を継続的に付けるために、入居者のニーズを満たした物件を選ぶ必要があります。
入居者のニーズを満たした物件であれば、継続的に入居が見込め、家賃収入が入ってくるからです。例えば、駅から徒歩圏内で、人が多く集まる商業施設が近くにあったり、コンビニやスーパーがあって利便性が良い立地環境であったり、建物の外観や内観が常に清掃されて見栄えが良いような物件です。
しかし、入居者目線を無視して、自分が好きな物件、自分が住んでみたい内装やデザインの物件を選定するオーナーも中にはいます。
例えば、内装が自分好みの物件を選び、キッチンが狭かったり、内装のデザインが奇抜であったり、立地環境が駅から徒歩20分以上も離れており、周辺にはコンビニやスーパーなどが全くなく、利便性も悪い、といった物件です。
不動産投資で最も重要なのは、入居者が継続的に付くことであり、入居者の立場になってニーズを満たし、今後も賃貸需要が見込める物件を選定することです。
物件の選定について詳しくはこちらの記事をご確認ください。
参照記事:
一方、入居者目線を意識して、入居者のニーズを満たすような物件選びをする女性の感性は不動産投資では強みとなります。
- 住みやすさを意識した物件の選定
- 物件周辺が静かで生活しやすく、治安の良い立地環境
- 近くにスーパーやコンビニがあり、利便性の良い立地環境
- 室内洗濯機置き場や、収納スペースが確保されており、生活しやすい部屋
- 浴室とトイレが別、独立洗面台があり水回りの設備が整っている物件
ただ利回りが高かったり、物件価格が安いから購入する、というような判断軸ではなく、上記のような入居者目線にたって物件を選べる点は非常に重要なポイントです。
6.離婚した時の収入源となる
今、日本の夫婦は、3組に1組は離婚すると言われています。
あくまで可能性の話ですが、もし仮に離婚した場合の生活を少し想像していただきたいと思います。
子供がまだ幼い家庭であれば、その後の生活にかなり苦労がかかるかもしれません。
- 毎月の生活費
- 子供の教育費
- 病気をしたときの療養費
- 趣味・娯楽のお金
- 自動車ローンや住宅ローンの支払い
さまざまな必要な資金を工面しながら、生計を立てていかなければいけません。
もし一人で生活していくとなると、毎月の生活費や住む場所、いろいろな面で資金の準備が必要になるでしょう。
そんな中、不動産投資をしていれば、毎月収入源を確保できます。
毎月収入源を確保できれば、経済的・精神的な負担から少しでも軽減されると思います。
また、収入の基盤が出来ているので、フルタイムで仕事をしなくても週に2~3日、休みを取りながら、自分のペースで仕事とプライベートを両立させることも可能になります。
まとめ
以上の6つの理由から不動産投資は働く女性に合っている投資だと言えます。
- 年金対策となる
- 資産運用として効果的な手段
- 株式投資やFXなどと比べて、リスクが低い
- 物件の管理は管理会社に任せれる
- 女性の感性が物件選びで役に立つ
- 離婚した時の収入源となる
また、今回の内容以外で不動産投資の物件選びや、ローン借入のことなど、詳しく以下の参照記事で説明しています。ぜひ一度目を通してください。
参照記事
実際、どのような基準で物件を選べばよいのか?と疑問に思っている方はお気軽にご相談ください。
弊社でも、働きながら家賃収入を継続的に得て、確実に資産形成している女性オーナー様がいます。
そういった実例も紹介しながら、リアルな情報をお届けしたいと思います。