これから相続が発生する予定があるのだけれど、知人の相続アドバイザーに対策を相談したほうがよいでしょうか。
先日、とあるお客様から相談を頂きました。
相続アドバイザーとは、NPO法人の相続アドバイザー協会が認定している民間資格のことで、2000年に発足してスタートしたものです。まだ、私はこの資格は持っていないですが、お客様の安心のために将来的には取得することを検討しています。現在は、他の資格を優先的に取得すべく勉強に、取得するにしても、少し後の話になりそうです。
業界にまたがる相続の知識
そもそも、相続というのは、一連の規定はすべて法律が定めているので、弁護士が関係してきますし、相続税という観点では税理士、不動産という絡みでは宅建業者というのがそれぞれのプロの分野として取り扱われてきました。
ところがよくよく考えてみると、これらの人々はそれぞれ、法律や税務、不動産のプロであって、相続のプロではありません。相続をどういうアプローチから捉えるかという点を考えることで、誰にアドバイスをもらうかが変わってきます。
しかし、ほとんどの人にとっては、相続は相続であり、法律に関連するから弁護士に、税金については税理士に不動産については不動産にと、いちいちわけて問い合わせしていては、正直時間がいくらあっても足りませんし、常にそれぞれの偏った分野からのアドバイスしかもらえず、全体としてマイナスになる可能性がありました。
境界をなくして生まれた相続アドバイザー
そこで生まれたのが、この相続アドバイザーという制度です。
相続アドバイザーは、これら各専門分野の知識のうち相続に関する部分だけをきちんと学んだ相続のプロです。
それぞれの分野では、それぞれの分野の専門家ほどの知識はありませんが、相続に関してのトータルの知識では相続アドバイザーのほうが多いため、トータルで相続をみる時に便利だということになっています。
ところが、相続アドバイザーという資格自体はまだあまり認知度が高いわけではなくて、資格の保有者自体もまだまだ多いとはいえない状況にあります。まだ生まれて17年程度しか経過していない資格なので、それは仕方のないことです。
お客様からの相談に的確に答える
そんな中にあって、お客様から相続アドバイザーに話をしたほうがよいのだろうかと、相談をもらったので、とてもビックリしたわけです。なぜビックリしたかというと、お客様が相続アドバイザーの資格の存在自体を知っていたことと、相続で専門家に頼りたいと思うほど、困っていたという事実についてです。
お客様に聞いたところ、たまたま知り合いがふとした折りに、相続アドバイザーとしう資格を持っていて、仕事で使っているというのを聞いたから相続アドバイザーという資格の存在を知ったのだそうです。
一方で、相続についてやはりものすごく不安に感じているのも事実でした。
現状分析、そして解決
さらに詳しくヒアリングしていくと、どうしてそんなに相続が不安なのかというと、ご自身が親御さんから不動産を相続した際に、相続税を支払うのにものすごい苦労をした経験があって、子どもさんに同じ苦労をかけたくないから、事前にきちんと整理して準備しておきたいということだったのです。
そこで、いろいろと資料を見せてもらい、さまざまな角度から検証してアドバイスをさせて頂き、お客様に安心して頂くことができました。
相続は経験値も重要
結論からお伝えします。
相続アドバイザーを所有している方は、相続について一定の知識を持った人であるのは間違いありません。しかし、一方で相続アドバイザーでないからといって、相続アドバイザーの資格を持っている人よりも知識がないとはいえないということです。
正直、私たちは過去、数々のお客様の相続に関係して、たくさんのお客様に喜んで頂いた経験値があります。
この経験値は、資格では計れないものです。確かに、当サイト運営者1人である金高のプロフィールをご覧いただけるとおわかり頂けますが、資格というのは「その人が持っている知識を外側から知る」のに非常に役立ちます。
まっさらな状態で相談するなら相続アドバイザーが一番
逆に、例えばこれから相続について誰かに相談しようと考えた時には、確かに相続アドバイザーの資格を所有している人に相談すれば、間違いなくその人は相続について一定レベルの知識を持っていることになるので、安心でしょう。
一方で、例えば、私たちのお客様であったりだとか、達仁comを日々ご覧になられている方であれば、あえて相続アドバイザーを探して相談しなくても、問い合わせフォームから問い合わせを頂けたら、それで十分です。
なぜなら、私たちは相続アドバイザーの方たちが持っているレベルの知識に加えて、数々の経験値を持っているので、杓子定規な対策だけでなくく。さまざまな経験を踏んだからこそ活用することができる、「活きたスキル」を持っているからです。
相続へのアドバイスは手腕を問われる
相続は、こうすればよいという簡単な答えのないものです。
それぞれの家にはそれぞれの歴史があり、錯綜するさまざまな思いがあり、決して金銭だけでは語れないたくさんの大切な思いが詰まっています。状況も本当に多種多様で、完璧に同じ相続案件というのは、他にないくらいに、さまざまな状況が存在します。
また、これから相続が発生するので事前に準備したいというパターンと、すでに相続してしまってどうしたらよいか困っているパターンもあります。
これらを複合的に捉えて、最適な解決策を作り上げるためには、専門知識とキャリアが必要になります。もし、あなたが今、相続に関して至急あるいは深刻な悩みを抱えている場合で、相談先を検討している方は、知識もあって、経験もある相続アドバイザーに相談されることをオススメします。
もちろん、当サイトでも相談は無料でお受けしていますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。私たちは、相続に関してあらゆる知識とスキルを総動員して、あなたの悩みの寄り添います。あなたの不安が何なのか、しっかりとお伺いしますので、些細なことで結構ですので、お聞かせください。