相続に強い弁護士

産相続について、弁護士に相談したいけれど、どの弁護士に相談すればよいかわからない。たしかに弁護士であれば、法律の専門家なので、一通りのことはわかるだろうけれど、実務として本当に相続に強い、専門の弁護士に相談したい。

大切な方からの大切な財産の相続がかかった大切な案件だからこそ、相談する相手も慎重に選びたい。そう思うのは人間として当然だと思います。

ここでは、相続について弁護士さんを選ぶ時にどうしたらよいかをまとめました。

相続で弁護士が必要になるケース

そもそも、相続について、どのようなケースに弁護士に相談したほうがよいのでしょうか。もっとも多い相談事項は、遺産分割についてです。つまり、誰がどのくらいの財産を相続するかを決めるものです。

遺産分割についての相談は、ほとんどが事前に遺言を残す等遺産分割について生前に決めていなかったことが原因で、必要になることです。実際に争いにまで発展している状態で相談があることもあれば、これから遺産分割するのにどういう風に決めた方がよいのか等事前相談の場合もあります。

あるいは、亡くなってからもめ事が起こらないように、事前に遺言等を残したくて相談されることもあるようです。

では、相続について弁護士ができることはどのようなことがあるのでしょうか。

相続についての弁護士ができること

相続で弁護士ができること

相続について弁護士ができる業務は次のようなことがあります。もちろん、相続について全般的に相談するのも可能ですが、そもそも弁護士がどのようなことができるかを抑えておくと相談しやすくなりますので、ご参照ください。

  1. 遺言作成
  2. 遺産分割協議書の作成
  3. 遺言執行人になってもらう
  4. 後見人選任の申し立て
  5. 相続人に相続させないようにする
  6. 相続人の調査
  7. 遺産分割協議・審判・調停の代理人
  8. 相続放棄、限定承認の申述について
  9. 相続に全般について相談

これらのことが代表的なことです。相続は、各事例によって、いろいろなことが起こります。法律について詳しくないと正しく相続できなかったり、のちのちトラブルが起こってしまったりします。

なので、少しでもわからないことや迷うようなことがあれば、弁護士に相談するのはひとつの選択肢として正しいと思います。

相続について弁護士に相談するべき時期

では、相続について弁護士に相談するのは、どのタイミングがベストと言えるでしょうか。一番適したタイミングはあるのでしょうか。

たしかに、弁護士に相談するなら、早ければ早いほど、問題を未然に防ぐことが可能になるので、有利と言えます。実際に一番よいのは生前に相談して、遺言を公正証書遺言で残してもらい、さらに遺言執行者になってもらえれば、何もトラブルも起こらなければ、一切迷うことなく相続が完了するでしょう。

しかし、すでに亡くなった状態で、弁護士に相談するなら生前がよいと言うのはナンセンスです。なぜなら、すでにもう被相続人はなくなった状態なのであり、私たちは過去に戻ることはできないからです。

従って、弁護士に相談にいくタイミングとしてベストなのは、「弁護士に相談したいなと思ったタイミング」ということができます。つまり、「今」相談にいくのが、もっとも早い段階での相談になります。従って「弁護士に相談したいなと思ったタイミング」である「今」が、もっともベストなタイミングということができます。

相続で起こるトラブルとは?

相続で起こる問題

では、弁護士に相談して適切に対処すべきなのに、放置したり誤って対処したりすると、どんなトラブルが起こるのでしょうか。あるいは、相続する際に困ってしまうのはどんな状況があるのでしょうか。相続に関してよく起こるトラブルを記載しておきます。

  • 相続人が財産を独り占めしようとする
  • 法定相続人の中に連絡の取れない人がいる
  • 相続権がある人が別にいるのにその人を除いて遺産分割した後から発覚する
  • 相続人が認知症を患っている
  • 遺産分割終えてから遺書が見つかる
  • 被相続人に借金があることが後から発覚
  • 財産が不動産しかなくて相続税が払えない
  • どうしても相続させたくない相手がいる
  • 遺書が自分にとって不利

他にもいろいろとトラブルとなった事例はありますが、代表的なよくあるトラブルは上記です。特に詳しい解説は割愛させてもらいますが、ここに書いてあることは本当によくあることです。

特に、投資用の不動産を所有している場合は、相続が大変になるケースが多いので、早めに対処することにしましょう。

相続に強い弁護士の選び方

弁護士の選び方

相続については早めに弁護士に相談するのが望ましいことはわかったが、ではどの弁護士に相談したらよいのでしょうか。賢い弁護士の選び方を紹介します。

正直、弁護士の業務内容からすればそんなに難しくない業務です。基本的には法律で決めごとがされており、その決めごとのとおりに処置していけば、正しい相続の手順と方法は明確になるからです。

でも、例えばイレギュラーで、相続できる人なのにその人に相続させたくないなど、ルール外で「誰かの意図」が絡んで来たり、争いが起こっていると途端に難しい事件に発展します。

なので、もしあなたが相談したいことが、「誰かの意図を満たすためのルールを無視したもの」の場合は、相続に強い弁護士が必要ですが、そうでない場合は、単純な作業となりますので、「相続に強い」と言うよりは、「あなたと相性のよい弁護士」を探すことが効果的になります。

相性のよい弁護士とは、あなたの話をしっかりと聞いてくれたり、あなたがしゃべりやすかったりする人で、あなたが心から信頼できる弁護士になります。

しかし、何人もの弁護士を面接して選ぶのは大変です。費用もかかる可能性があります。

なので、あなたの置かれた状況、あなたの自身によって、もっとも適していると思われる弁護士を、あなたが信頼できる人から紹介してもらいその中で選ぶのがベストな選択といえます。

まずは、相談するところからはじめる

じゃあ、誰に相談してよい弁護士を紹介してもらえばよいかというと、あなたが信頼できる人で、弁護士とつながっている人や業者ということになります。

信頼出来る人が信頼する業者で、あなたのために紹介してもらえるとしたら、安心じゃあないでしょうか。そして万が一、紹介してもらった弁護士がいまいち相性が悪い場合は、申告するのもしやすいと思います。

いずれにせよ、相続については早く手を打つことが最も大切ですので、まずは相談することからはじめてください。あなたが信頼できる人や業者に、声をかけてみて、何を不安に思い、どうしたいのか話してみて下さい。そして、必要に応じて弁護士さんを紹介してもらってください。(※その人が直接弁護士を知らなくても、大体知り合いの信頼している知り合いには、少なくとも弁護士がいるものです。)

金高時道金高時道

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