資産運用の本質

産運用とは何でしょうか?

いろいろな情報に触れていると、たくさんのデマや嘘、都市伝説やどうでもよい話、根拠のない架空の事実などに出会います。特に、お金や健康、性などの人間の根源的で強い欲求に関連するような分野ではそれが顕著になります。

資産運用というのは、限りある自分の資産を運用することで、さらに資産を増やしていくことです。端的に言えば、お金を使って自分のお金を増やす取り組みであることから、当然のことながら、他の分野に比べても、よりたくさんの事実無根の情報にあふれています。

浮ついた情報に振り回されないために

情報に振り回される

常に情報過多で、情報があふれていて、ついつい振り回されてしまうからこそ、大切なのは、物事の本質です。

例えば、ビジネスで考えると、ビジネスの本質は価値を与えて、そのリターンとして報酬を得ることです。なので、相手に価値を与えることができなければ、当然のことながら、リターンとして報酬を得ることができないことになります。リターンとしての報酬を得ることができなければ、その事業・ビジネスは繁栄することはあり得ません。

なので、ビジネスにおいて繁栄していこうと思えば(事業を拡大していこうと思えば)、できるだけたくさんの価値を提供していくことが必要になると結論づけることができます。

ビジネスの世界でも、たくさんの儲かるビジネスと言われるものが流通します。人から人へ、あるいはメールやSNSで、多くの人が目にすることでしょう。

いつもなら、見向きもしないような情報であっても、精神的に弱っている時やちょうど金銭的に困窮している時、仕事でピンチに立たされている時などには、ついつい儲け話に騙されてしまうこともあるでしょう。

そんな迷った時に頼るべきなのが、この「本質」です。

本質に照らして考える

本質に照らす

例えば、誰かから「簡単に儲かるよ」って話しがきたとします。このビジネスは儲かるよと言われ、もっともな背景やロジックを説明されたとします。信頼できる人が取り組んでいて、著名な人が推薦していて、良さそうだなと思ったとします。その時に、あなたがどう判断するかです。

もちろん、誰がどんなビジネスをするかは、ひとそれぞれの自由なので、誰がどんなビジネスをしても構いません。しかしもし、あなたが変なビジネスに取り組んで、損したり時間の無駄をしたくなければ、そのビジネスがホンモノかどうかを見極めることが必要になります。その時に、判断材料となるもの、基準が「本質」ということになります。

もし、その話がホンモノだとしたならば、必ず、その分野の本質に適しています。ホンモノの話であれば、百のうち百、本質を満たしているはずなのです。本質というのは、そのことが繁栄するのに必要不可欠のことで、もしそれを満たさなければ、長期的に繁栄することはないものです。

先のビジネスの例えでいくと、知り合いから来た儲け話が、ホンモノだとしたならば、ビジネスの本質である「他者へ価値を提供することで、リターンを得る」という本質を満たしているはずです。世の中の(あるいは特定のだれか)ために役立つもので、その価値を欲する人が多くて、しかもその価値を欲する度合も強いということになります。

逆にそうでなければ、誰かに価値を与えないような儲け話であれば、絶対にホンモノではありません。ネズミ講みたいに一時的に儲けるようなことがあっても、必ず先々衰退していき、結果困窮することになるでしょう。

ホンモノって何?

ホンモノ

先ほどから、ホンモノ、ホンモノと使用しているのですが、そもそもホンモノって何かという点について少し言及しておきます。本物とホンモノとはあえて違う意味で私は使っています。

本物というのは、本当の物ということで、偽物ではない正しいものという意味です。これは一般的に使われますよね。

私がホンモノといっているのは、本物の中でも、本質をしっかりと満たした一流のもので、誰しもがよいと見なすようなもののことを指します。身近なところでいくと、次のようなことです。

安価で最低限のサービスだけを提供するビジネスホテルは、きちんと免許をとって運営されていれば、「本物」のホテルです。ところが、ホテルはホテルでも、安価なのをウリにしているためサービスは最低限のレベルです。ホンモノのホテルと私たちがいう時には、ホテルとしての本質を満たしたよいホテルのことを指します。(安価なホテルはホンモノではないという意味ではありません)

ホテルの本質は、宿泊者に対して自宅のようにくつろいでもらって安らぎとリラックスした時間と空間を提供することだとします。そうなると、壁の薄い安価な宿では隣の部屋の音が気になってリラックスできないこともあるかもしれません。また最低限のレベルでしかサービスが提供されなければ、不便さを伴い自宅のようにはリラックスできないでしょう。そうしたら、その安価な宿はホンモノではありません。この本質を満たしたホテルが、ホンモノのホテルということになります。

話は脱線しましたが、資産運用にしても、ホンモノの情報を得ようと思えば、とにかく、しっかりと本質を見極めることが必要になるわけです。

資産運用の意味

資産運用の意味

では、資産運用とは、一体何なのでしょうか?

少し考えて見て頂けたらと思います。

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資産運用と言うと、とても幅広いので、少し本質の定義が難しかったかもしれません。当然ながら、資産といえば、現金も資産ですし、不動産も株式も動産も、ゴールドなどの貴金属も、さまざまなものがあります。

そこで一旦、資産運用の意味について考えてみたいと思います。

そもそも資産とは何かというとデジタル大辞泉によると次ように定義されています。

し‐さん【資産】

1 個人または法人の所有する金銭・土地・建物などの総称。財産。
2 企業会計で、貸借対照表上の流動資産・固定資産・繰延資産をいう。

続いて運用という言葉を少し紐解いてみますと、同じくデジタル大辞泉によると次のように定義されています。

うん‐よう【運用】

[名](スル)
1 そのもののもつ機能を生かして用いること。活用。「法規の運用を検討する」
2 自衛隊で、行動の意で使う。「陸海空すべての部隊運用の権限が新設された統合幕僚監部へ移った」

つまり、資産運用とは、言葉の意味からすれば、次のように定義されるということになります。

資産運用とは、個人または法人の所有する財産の、そのものの持つ機能を活かして用いること。

現代では、そこから派生して、さらに資産を増やすことを運用の意味に含めていると考えてよいでしょう。

資産運用とは?

本質は何

ということで、ここまでを踏まえた上で私たちが考える資産運用とはこういうことだと思います。

資産の持っている特質を有効に活用することで、社会に価値を提供し、結果的にリターンを得ていくこと。

これが、私たちが考える資産運用です。

資産そのものの特質をしっかりと活かすことで社会に最大限の価値を提供して、ビジネスと同様に結果としてリターンを得るのです。

そう考えると、その資産にとって有効でない活用方法をするのは、そもそも資産運用とは言わないということです。しっかりとその資産自身にあった運用方法をすることが、資産運用の定義ということになります。

例えば、高速道路のインターチェンジの近くに空き地を持っていて、その土地の日当たりが悪い場合、太陽光発電を設置することは効果的でなく、その土地の特性を活かすことではないので、資産運用とはいいません。

同様の理由で、駐車場さえもないようなアパートを建てるのもあまり得策とはいえないでしょう。逆にガレージマンションなどを作るには、その土地の環境という特性から考えるとよいかもしれません。

このように資産運用の本質をしっかりと理解して運用することで、結果的に高利回りで資産を増やしていくことができることになります。

大神 健志大神 健志


その資産の特性をしっかりと知ることが資産運用のスタート。特性にあった運用をすることで、価値がぐんと高まり、大きな価値を提供できるようになる。